AI英作文添削の使い方とフィードバックの活かし方:5観点で構造化された改善
英作文をAIに添削してもらいたい。ChatGPTに毎回「この英文を直して」と頼むのもいいですが、 専用の添削ツールのほうが、フィードバックの構造が整っていて、後から見返しやすいです。
この記事では、SpeakSmartのWriting(AI英作文添削)モジュールの使い方と、 返ってきたフィードバックの活かし方をまとめます。
4つの課題タイプから選べる
自由英作文
テーマだけ決めて自由に書くモード。 「最近読んだ本について」「将来の目標」「好きな食べ物の作り方」など、 テーマは自由に設定できます。 書く力を底上げしたいときに使います。
和文英訳
日本語の文を英訳するモード。 受験勉強の和文英訳の延長で取り組めるので、英語学習を再開する人に入りやすいです。 「直訳と自然な訳の違い」をAIが指摘してくれるのが、参考書とは違うところです。
要約
長文を読んで、英語で要約するモード。 ニュース記事、論文の抄録、Wikipediaの記事などを使えます。 IELTSやTOEFLのライティング対策にも使えます。
メール / ビジネス文書
ビジネスメールやフォーマルな文書を書く練習。 社会人で「英語のメールに毎回時間がかかる」という人に向いています。 AIがレジスター(フォーマル度)の調整もしてくれます。
具体的な手順
1. ログインしてWritingを開く
無料登録してログイン。ナビゲーションから「Writing」または「ライティング」を選びます。 最初の画面で課題タイプとレベル(A1〜C2)を選びます。
2. テーマを決める
プリセットのテーマから選ぶか、カスタムで自由に設定します。 AIに「中級レベルで書きやすいテーマを提案して」と頼むこともできます。 テーマで詰まる時間が一番もったいないので、迷ったらプリセットでOK。
3. テキストエリアに英文を書く
制限時間はありません。じっくり書いて大丈夫です。 スマホでも書けますが、PCで打ったほうが効率がいいです。 途中で保存されるので、書きかけで離れても消えません。
4. 「評価」ボタンを押す
AIが処理を始めます。文字数によりますが、20〜40秒で返ってきます。 この間に少し休んだほうがいいです。返ってきた瞬間に集中して読むためです。
5. 5観点のスコアとフィードバックを読む
次のセクションで詳しく解説します。
5観点フィードバックの読み方
文法(Grammar)
時制、冠詞、主語と動詞の一致、語順など、文法的な正確さ。 間違いがあれば該当箇所がハイライトされ、修正案が表示されます。 ここが低い場合、ピンポイントで弱い文法項目(例:現在完了の使い方、関係代名詞)が示されます。
語彙(Vocabulary)
使った単語の幅と適切さ。 同じ単語ばかり使っていないか、もっと自然な語があるか、を見ます。 「good を replace するなら appropriate / suitable / effective が使える」のような提案が出ます。
構成(Organization)
段落の組み立て、論理の流れ、つなぎ言葉の使い方。 英語特有の「結論を先に書く」流れができているか、トピックセンテンスがあるか、を評価します。
内容(Content)
テーマに答えられているか、論点の深さ、具体例の有無。 ここが低いのは、文法より深刻な場合があります。 「英語以前の中身の問題」として捉えるのが正しいです。
表現(Expression)
自然さ、流暢さ、ネイティブなら使わない表現の指摘。 直訳的な「make a study」(× 学習する)が「study」と直されたり、 硬い表現が会話的に書き換えられたりします。
フィードバックの活かし方
書き換え案の「なぜ」に注目する
AIは修正案だけでなく、なぜそう書き換えるかも説明してくれます。 「ここは過去形より過去完了が自然」「この語は文脈的に硬すぎる」など。 この「なぜ」を読まずに修正だけコピーすると、次回も同じミスをします。
同じテーマで再挑戦する
フィードバックを読んだら、同じテーマで2回目を書いてみる。 前回の指摘を意識して書くと、次のスコアは確実に上がります。 この「2回目」で定着の速度が変わります。
頻出ミスをノートに残す
毎回新しい指摘が出てくるわけではなく、同じ系統のミスが繰り返し出ます。 「冠詞」「時制」「前置詞」のどれが自分の弱点か、3〜5回書くとわかります。 その弱点に絞った練習をすると、効率が上がります。
音読と組み合わせる
添削された文章を、最後に声に出して読むのを習慣にすると効果が大きいです。 書く→直される→読む、の3ステップで、目・頭・口の3経路に同じ表現が入ります。 Speakingモジュールの音読機能と組み合わせて使えます。
よくあるつまずき
長文を一度に書こうとして詰まる
最初は50〜100語の短文から始めるのがいいです。 慣れてから150〜300語に増やしていきます。 いきなり500語を書こうとすると、添削も読みづらく、改善点が散らばってしまいます。
指摘が多すぎて整理できない
全部を一度に直す必要はありません。 「今日は文法だけ意識する」「次回は構成」のように、観点を絞って読むのがおすすめです。 AIは情報を出してくれますが、優先順位は自分で決めるところです。
スコアが伸びない気がする
ライティングはスコアの伸びがゆっくりです。 1週間で目に見える変化は少ないですが、1ヶ月単位で見ると平均スコアと指摘内容が確実に変わります。 Learning Logで推移を確認してみてください。
無料プランで試せる範囲
無料プランでWritingは1日5回まで使えます。 登録するだけ、クレジットカードは不要です。 フルで使いたい人向けには、Writing単体プラン(無制限)が月額200円台からあります。
まとめ
SpeakSmartのWritingモジュールは、ChatGPTに毎回「直して」と頼むより、 5観点で構造化されたフィードバックを継続的に積み上げられるところに価値があります。 書く→直される→読む、のループを回せば、3週間でアウトプットの質が変わります。